柳川ビルクリニックは横浜市西区で地域に密着して80年以上診療を続けています。その伝統を継承して、地域に根ざして地域に貢献できる町の診療医としてみなさんに信用していただけるよう診療を行います。来院された患者さんが笑顔でいられるように健康面をサポートしてゆきます。
かぜ、発熱、腹痛などよくある症状や高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の治療をはじめとした健康管理も行いながら、長年の経験を生かして胃や大腸をなどの消化管疾患を中心に診療を行います。特に、炎症性腸疾患に関しては25年以上の専門施設での経験を生かし、診断から内科治療を行うとともに、外科治療後のケアが必要な患者さんも診療させていただきます。
夕方まで受付、土曜日も診療していますので、お仕事や学校などで忙しい世代の方にもご来院いただけます。また、すぐ近くにある横浜市立市民病院と連携しており、必要があれば紹介させていただきます。
院長 小金井 一隆
医師を目指した時から、“困っている方に寄り添いながら一緒に考える“仕事をしたいと考え続けています。前職は横浜市立市民病院炎症性腸疾患センターのセンター長で、消化器外科医として多くの手術に携わり、緊急手術があると夜間や休日に当院して手術に参加する日々でした。
さて、炎症性腸疾患センターで専門的に診療していた潰瘍性大腸炎とクローン病(炎症性腸疾患)は、まだ原因不明の疾患で治しきる治療法がなく、多くの方が若年で発症するため、罹患された方は長い期間ずっと付き合う疾患です。私が炎症性腸疾患にかかわり始めた頃には患者さんが少なく、社会からの理解も乏しい上に治療法も少なく、今以上に大変な状況でした。その状況を少しでも改善したいと両疾患の診療に携わるようになり、30年以上たちました。
目の前の患者さんと向き合うと同時に、拝見したたくさんの患者さんから学ばせて頂いた経験を世に広く知らせ、経験とデータを基にこれからの診療を考えることが炎症性腸疾患の患者さんの生活の質(QOL)の向上に役立つと考えてきました。臨床研究に努め、成果を学会や論文で発表してきました。現在も日本の炎症性腸疾患の治療の指針となる厚生労働省 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班に参加し、炎症性腸疾患の外科治療指針のまとめ役をつとめ、クローン病の肛門病変に関するマネージメント検討プロジェクトのリーダーを勤めさせていただいております。炎症性腸疾患とともに大学病院勤務時代を通じ大腸がんの診療も行っており、日本大腸肛門病学会理事も務めさせていただいております。Teladoc Health, Inc.によるJapan Best doctorsに2019年から連続で選出されています。また、患者さんとそのご家族に役立つ情報を提供しているNPO法人CCFJ理事を務め、治療、検査への理解や就労就学を含めた日常生活の改善を目指した講演会を開催し、神奈川県をはじめとする患者会の相談会や講演会に参加してきました。今後もこれらの活動を継続し、患者さんとご家族のよりよい生活に少しでも貢献できるように努めてまいります。
| 1979年3月 | 広島県 私立修道高校卒業 |
|---|---|
| 1980年4月 | 横浜市立大学医学部入学 |
| 1986年3月 | 横浜市立大学医学部卒業 |
| 1986年6月 | 医師免許取得 横浜市立大学医学部附属病院 研修医 |
| 1988年6月 | 横浜市立大学第2外科 入局 関東逓信病院一般外科 勤務 |
| 1989年6月 | 横浜市立市民病院外科 勤務 |
| 1990年6月 | 横浜市立大学医学部附属病院 第2外科 勤務 |
| 1991年6月~1992年5月 | ニューヨークマウントサイナイ病院留学 |
| 1992年6月 | 横浜赤十字病院外科 勤務 |
| 1994年6月 | 横浜市立大学医学部附属浦舟病院 勤務 |
| 1997年3月~2003年3月 | 横浜市立市民病院外科 勤務 |
| 2003年4月~2004年3月 | 金沢病院外科 勤務 |
| 2003年6月 | 医学博士取得 |
| 2004年4月~ | 横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター難病医療センター 講師 |
| 2005年4月~ | 同 準教授 |
| 2006年4月~ | 横浜市立市民病院 外科 医長 |
| 2008年4月~ | 同 部長 |
| 2013年4月~ | 炎症性腸疾患科長(部長) |
| 2018年4月~ | 炎症性腸疾患センター センター長 |
| 現在に至る |